スタッフ紹介 Staff

利用者さんとご家族の気持ちに寄り添いながら
最良のケアプランを提案する喜び

矢内 沙知(入社3年目)

Sachi Yauchi

ポエム かいご相談室

介護支援専門員・介護福祉士

介護支援相談員(ケアマネジャー)の仕事は、利用者さんが適切なサービスを受けられるようにケアプラン(サービス計画書)を作成したり、行政や施設、家族と連絡調整することです。
サービス内容や介護保険制度など、覚えることがたくさんありますが、一番大切なことは「利用者さんとかかわれて楽しい」という気持ちをもつこと。自分が作成したケアプランに対して、利用者さんやそのご家族から喜びや感謝の気持ちを伝えてもらえたとき、「この仕事に就いてよかった」と感じます。

家族の病気がきっかけで始めた、介護という未知の仕事。
優しさと思いやりの気持ちに溢れる世界に驚きを感じた

最初から介護の仕事に就こうと考えていたわけではありません。
母親が大きな病気をして、もしかしたら介護の知識が必要になるかも、と通い始めた介護講座の講師から、講座が終わったときに「自分の施設で働いてみない?」と声をかけられたのがきっかけでした。幸い母親の容態は心配していたほどではなく、時間もあったので、やってみようかなと、始めました。正直はじめは、子どもが小さい間だけ、というくらいの気持ちでした。もう20年以上も前のことです。

仕事を始めて強く思ったのは、「こんな世界があるんだ」ということ。当時、介護の世界については暗いニュースばかり溢れていました。でも実際に仕事を始めると、若い方たちも含め、みんな一生懸命に親切に利用者さんに接していました。こんなに優しい人がいるんだ、こんなに一生懸命に対応してくれる人がいるんだと、すごい新鮮でしたね。飛び込んでみないと分からなかった世界です。

ポエム介護相談室で働くようになったのは3年前です(2021年3月時点)。それまで別の施設で働いていたのですが、社長の方針や職場の雰囲気について知る機会があって、魅かれて、転職しました。

「思ったとおりの職場だ」というのが入社してみての第一印象でした。職員はみんな明るく仲良しで、あたたかくて。外で聞いていたのと、ほんとうにそのまま同じでした。

会社の方針でもあるのですが、社員の家族(家庭)を大事にしようという意識の高い職場だと感じています。介護はどうしても女性の多い職場で、男性と比べて家庭と切り離して仕事をすることが難しい場面が多いのですが、何かあったらお互いがフォローしあおうという意識というか、体制がつくられていると感じています。

たとえば子供が病気になったとか、家庭で困りごとがあったときは、「お互いさま」という感じで、全員で積極的にフォローしてくれますので、安心して働けています。

気持ちが落ち着いているので、心置きなく仕事に集中できています。いまは30件くらいの利用者さんを担当しています。他の事業者と比べると多いかもしれませんね。

一人の利用者さんにとって「よいこと」
をみんなで考える。その人の人生に
寄り添いながらサービスをつくりあげる

ケアマネジャーは、一人の利用者さんについて、さまざまな事業所の担当者が考える「こうすればよい」「ああすればよいかも」という話、思いを聞いて、調整していく仕事です。みんな一緒に、必死に「その人」のことを考える。誠実な関係者と一緒に仕事ができることは、ケアマネジャーの仕事の楽しさであり、醍醐味です。

もちろん多くの人が関わるので、調整は大変です。方向がなかなかそろわないこともあります。そういうときは、とにかくいろいろな人の意見や経験などを聞いて、考えるようにしています。その過程で自然と方針が決まっていくことが多いですね。

ケアマネジャーの仕事を始めたばかりのころは、自分の価値観でサービスを選んでいたこともありました。でも続けていくうちに、利用者さんにはそれぞれ人生観があって、それをもとにサービスを選んでいることに気がつきました。自分の「いい」は、押し付けだったんだな、と反省しました。

いまはとにかく利用者さんについて知るように心がけています。利用者さんの希望や意向を、その人が歩んできた人生と照らし合わせながら話をうかがい、理解するようにしています。
日常の会話の中で、何度も繰り返す話があったり、口調が強くなったり、急に息づかいが変わったり、そういったちょっとしたことからも利用者さんの価値観は伝わってきます。

利用者さんやご家族からの心からの
感謝の気持ちに触れたとき。
「仕事が楽しい、就いてよかった」と実感する瞬間

利用者さんたちが心を許してくれて、ご家族にも見せないような、心からの笑顔を見せていただいたり、やさしい言葉をかけていただいたときのことは、よく覚えています。あと、利用者さんに最期まで関わり、ご家族から「本当に最期によい人たちに囲まれて、幸せだった」と言ってもらえたときもそうですね。

介護職は、その人生の最期の部分に関わる人たちだと思います。だから利用者さんには、最期は楽しく過ごしてもらいたいと思って何ができるかを考えています。

人と深く接する仕事ですから、大変なことはたくさんあります。そのぶん感謝の言葉をいただいたり、喜んでいる姿を見ることができたり、楽しいことをすごく実感できる仕事でもあります。
利用者さんに、「あなたたちに会えてよかった」と言ってもらえたときは、「この仕事をしていてよかったな」って感じます。