スタッフ紹介 Staff

はなひろでの仕事は、私の人生の転機。
介護の楽しみ、その魅力をもっと伝えたい

熊田 実桜(入社4年目)

Mio Kumada

デイサービスセンターポエム郡山賀庄

副管理者/生活相談員
介護福祉士

介護の仕事は、休めない、定時で帰れない、体力が必要、利用者さんが自分たちより年上で大変というマイナスイメージが先行しがちです。私も初めはそう思っていました。まずは介護現場を知ってほしい。いまはSNSでも情報収集ができます。情報を集め、実際に見学に来て、雰囲気を感じ、職員と接してください。そして、気になったら、ためらわず飛び込んでみてください。少しでも現場が明るくなるように、そして多くの人に介護の魅力を知ってもらえるよう、日々活動し、情報を発信しています。

とにかくフレンドリーで、フットワークが軽い
デイサービスのイメージが更新される職場

はなひろの印象は、まず「フレンドリー」であること。職員の数が少なく、コミュニケーションがとりやすいうえに、みんなお話し上手。私も入社したとき、たくさん声をかけてもらえて、すごい速さでなじませてもらいました。

上司との距離も近いと思います。社長からして、話しやすく、相談しやすい。施設管理者も気さくかな方たちです。立場の壁を感じさせず、上司の立場とスタッフの目線とで物事を見て、接していただいています。

やりたいことを即実行する「フットワークの軽さ」も、はなひろならでは。利用者さんと外出したいと思ったら、大規模施設なら事前に日程を決め、計画書を出してとなりますが、はなひろでは「天気がいいね、出かけよう」という感じで、すぐ行動。そういう、はなひろの”ノリ”に、利用者さんも染まっていて、まるで家族のようです。「おばあちゃん出かけない?」「いいね」というやりとりを聞くと、家族や親戚の集まりみたいだなと感じます。

こういう施設だからでしょうか、はなひろの雰囲気に合った、行動派で元気な利用者さんに多く通っていただいています。はなひろの”ノリ”を楽しめる方が自然と集まって、「ここに来てよかった」と言ってくれて、よい循環が、はなひろにはあります。

広報活動を通じて、
はなひろの魅力、介護の仕事の素晴らしさを伝える

私はいま広報委員会に所属しています。初めはFacebookと広報紙「ぽえむだより」を前任者から引き継ぎ、はなひろでの活動をご家族やケアマネジャーに発信していました。2年めに委員長に就き、みんなでレクリエーションカレンダーや健康情報誌「花ひろば」の製作を手掛けています。

レクリエーションカレンダーは、レクリエーションのスケジュールを伝えるもの。いつ何をするかが分かったほうが、利用者さんの楽しみが増えるのでは、と提案したところ、「いいね」と賛成してもらい、始まりました。とにかく、フットワークが軽いんです。

健康情報誌の「花ひろば」は、re:Lifeの渡邉哲さんから相談を受けてスタートしたものです。俳句を詠む利用者さんがいて、作品を掲載する場があれば、モチベーション向上につながる、という相談でした。広報委員会で話し合って、ほかにも記事や広告を掲載し、はなひろの存在をアピールする新しい媒体をつくることになりました。

新しく誕生した健康情報誌「花ひろば」は、はなひろが特化している認知症のケアやリハビリ、手作りのご飯を提供するなどこだわってきた食についての情報を、文章と写真でわかりやすく紹介するものになりました。

職員やご家族だけでなく、回覧板に付けて地域の人に届けたり、地元の信用金庫でフリーペーパーとして置いてもらったりしています。ほかにも職員が開催しているハーベストカフェや、令和2年に矢祭町(福島県中通りに位置し、茨城県と接する自治体)で健康教室を始めたことをきっかけに、矢祭町の保健センターに置いてもらっています。月刊で発行部数は500部。読者から多くの反響をいただいており、それをもとに何度もリニューアルしながら刊行しています。

最近、インスタグラムの配信も始めました。私が在籍する3年間で、広報委員会の役割が大きくなり、充実してきたと感じています。

働くことで自分が変わり、成長できる
そんな居場所が、はなひろにはある

はなひろでは、スタッフがよく写真を撮ります。写真を見ると、みんな自然な笑顔。どうしたら自分も自然な笑顔を引き出せるか考え、自分が楽しまなければ、相手の笑顔を引き出せないことに気づきました。それからは、仕事では、明るく振る舞って、自分も利用者さんも笑って過ごすことを心がけています。

以前の職場では、社会人ならきちんと振る舞わなければいけないと言われていました。年齢も下のほうで、年上の方が楽しそうにしていても、どうしたらいいのか分からず、キャラクターが迷子になる時期もありました。でも、はなひろで働き始めて、楽しそうに過ごす利用者さんやスタッフに囲まれて、たくさん話して、笑って、ああ、これでいいんだと思えるようになりました。

はなひろで働き始めたことは、自分の新しい人生の転機だと思います。働く環境でこんなに自分が変われるのだと、驚いています。友達からも、「明るくなったね」と言われています。好きなことを思い切りやらせてもらって、大騒ぎして、涙を流していたら、すぐに「大丈夫?」と声かけくれて、ハグしてくれて。お母さんと一緒に働いているような、アットホームな職場です。朝、出勤すると、家を出たのに、家に帰ってきたと感じます。

気がつけば介護の世界に長く働いています。今後は、いまの雰囲気を維持しながらも、デイサービス以外の場面でも利用者さんに介入できるようになりたいと思っています。現場で役立つ知識の習得には前向きに取り組みながら、基本は現場を楽しみたいですね。

広報活動では、はなひろのいいところを、もっと外にアピールしたい。施設にはこういう職員がいて、こんな活動をしているということを、地域の方やケアマネジャー、ご家族にもっと知ってもらいたいと思っています。SNSが普及し、施設を利用する前に、インターネットで情報を調べる方がすごく増えています。入口でよいイメージを持ってもらえるよう、広報活動にも力を入れていきます。

介護の仕事の実際は、働いてみないと分からないかもしれません。ただ気になったら躊躇せず、一歩踏み出してほしい。私も初めは介護の仕事に興味がありませんでしたが、始めてみて自分に合っていると気づけました。入口はさまざまでかまいません。まずは初めの一歩を踏み込んでみてください。