「デイサービスを検討しているけれど、半日で終わるものと、丸一日過ごすものがあると聞いて、何が違うのか分からない」。ご家族からこうしたご相談を、私たちはよくいただきます。入浴や食事の有無だけでなく、そもそもの目的が違うことをご存じでしょうか。郡山市で実際にサービスを提供している私たちの視点から、今日はデイサービス選びのポイントをお伝えします。
半日型と1日型、目的からして違います
デイサービスと一口に言っても、大きく分けて二つのタイプがあります。ひとつは、入浴や食事の介助を行わず、運動や機能訓練に的を絞った「半日型」。もうひとつは、入浴・食事・レクリエーションを含めて、一日をゆったり過ごす「1日型」です。
私たちが郡山市台新(開成地区)で運営する「リハビリ専門デイサービス ポエム開成」は前者にあたり、定員18名。柔道整復師が常駐し、AIによる動作解析を取り入れながら、一人ひとりに合った運動プログラムを組み立てています。一方、郡山市賀庄で運営する「デイサービスセンターポエム郡山賀庄」は後者の地域密着型通所介護で、定員10名。季節の行事や少人数ならではのアットホームな時間を大切にしています。同じ「デイサービス」という言葉でも、中身はまったく違うのです。
半日型・1日型の主な違い
どちらが向いているか、選ぶときのポイント
選ぶときの基準は、ご本人の「今の状態」と「どう過ごしたいか」です。たとえば、要支援や軽度の要介護で、まだご自身の足でしっかり歩きたい、筋力を維持したいという方には、短時間で集中して体を動かせる半日型が向いています。ポエム開成では、入浴や長時間の食事介助がない分、運動そのものに時間を使えるのが特徴です。
一方、ひとり暮らしで日中の見守りが必要な方や、他の利用者との交流を楽しみにされている方には、1日型のほうが安心につながります。ポエム郡山賀庄では、季節の行事やレクリエーションを通じて、スタッフも一緒に楽しむことを大切にしています。私たちは「介護はエンターテインメント」だと考えていて、機能訓練も行事も、支援である前に、まず楽しい時間であってほしいと思っています。
どちらか一方に決めつける必要はありません。体調や季節によって使い分けているご家族もいらっしゃいます。担当のケアマネジャーと相談しながら、ご本人の希望を一番に考えて選んでいただければと思います。
地域の資源を知っておくこと
デイサービス選びで大切なのは、ご自宅からの距離や送迎エリアも含めて、地域にどんな資源があるかを知っておくことです。郡山市台新(開成地区)にお住まいの方には機能訓練特化型の選択肢が、郡山市賀庄周辺の方には地域密着型の選択肢があります。また、矢祭町にお住まいの方には、私たちが指定管理を担う「矢祭町デイサービスセンター舘山荘」があり、地域密着型通所介護に加え、介護予防事業も行っています。定員18名で、令和6年4月から地域の皆さんに利用いただいています。
住み慣れた地域で、無理なく通える距離にサービスがあるかどうかは、続けやすさに直結します。二宮尊徳の「一円融合」という考え方があるように、地域とサービスがうまく結びついてこそ、ご本人もご家族も無理なく暮らしを続けられると私たちは考えています。まずはお住まいの地域にどんな通所介護があるか、地域包括支援センターや担当のケアマネジャーに聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
半日型か1日型か、正解はひとつではありません。大切なのは、ご本人がどう過ごしたいか、どんな一日を望んでいるかです。迷ったときは、まず見学や体験から始めてみませんか。実際の雰囲気を見ることで、見えてくるものがきっとあります。
はなひろからお伝えしたいこと
私たちは「地域と共に育ち、貢献する」ことを経営理念に、郡山市台新のリハビリ専門デイサービス「ポエム開成」、郡山市賀庄のデイサービスセンター「ポエム郡山賀庄」、矢祭町の舘山荘などで通所介護を運営しています。ご自宅での介護に関するご相談は、各事業所までお気軽にお問い合わせください。なお、採用情報は弊社ブログの月曜・日曜の記事をご覧ください。
介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県須賀川市・郡山市・矢祭町でデイサービスなどの介護事業所を運営しています。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。
