廃用症候群を家族で食い止める5つの習慣|安積まで残り5日

「最近、親の足が弱くなった気がする」「起き上がるのに時間がかかるようになった」——そんな変化に気づいたとき、何から始めればいいか分からないご家族は少なくありません。その変化は「廃用症候群」が進行しているサインかもしれません。今回は家族として今日からできる対策を、郡山市の現場からお伝えします。

廃用症候群とは?ロコモとの違いを家族が理解する

廃用症候群(はいようしょうこうぐん)とは、長期間体を動かさないことで、筋力・関節の動き・心肺機能など身体全般が急速に低下する状態です。一週間のベッド安静で、脚の筋力は約10〜15%低下するとされています(日本リハビリテーション医学会の指針より)。

高齢者の場合、風邪やちょっとしたケガをきっかけに「少し安静に」していただけで、あっという間に立ち上がれなくなるケースが珍しくありません。「家の中を歩かなくなる → 筋力が落ちる → 転倒しやすくなる → さらに動かなくなる」という悪循環が、静かに進んでいきます。

ロコモティブシンドロームと廃用症候群の違い

よく混同されるのが「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」です。ロコモは筋肉・骨・関節などの運動器が衰えることで歩行や立ち上がりが難しくなる状態。廃用症候群は「使わないこと」が直接の原因であるため、状況次第ではロコモよりも短期間で進行するのが特徴です。

どちらも「動かない時間の積み重ね」で悪化します。逆に言えば、日常の小さな動きを続けることが最大の予防策です。

こんな変化が見えたらSOSのサイン

  • 朝起きるのに以前より時間がかかるようになった
  • 玄関の段差につまずくことが増えた
  • 「疲れるから」と外出を避けるようになった
  • 会話の量が減り、表情が乏しくなった
  • 食事量が目に見えて減ってきた

こうした変化は単なる「老い」ではなく、廃用症候群が始まっているサインである場合があります。「気のせいかな」と流さずに、少し立ち止まって考えてみてください。

家族が今日からできる5つの習慣

大きなリハビリを始める前に、まず家族にできることがあります。難しいことは何もありません。

① 1日1回、声をかけて一緒に歩く

廊下を1往復するだけで十分です。「一緒に行こう」という一声が、本人の動機につながります。歩く距離よりも、「歩く習慣」を作ることが目的です。

② 食事はテーブルで食べてもらう

ベッドでの食事時間が長くなると、体幹の筋力が落ちやすくなります。椅子に座って食べる、たったそれだけでも体への刺激がまったく変わります。

③「できること」は手伝わない

善意からつい全部やってあげてしまいがちですが、やりすぎは廃用症候群を進める一因になります。靴下を自分で履く、お茶を自分で注ぐ——その小さな動作の積み重ねが筋力を守ります。

④ 窓を開けて外の景色を見てもらう

外の空気や光、日常の音は気分と活動意欲に影響します。引きこもりがちになる前に、まず景色を変えることから始めてみてください。季節の変化に気づくことが、外出への小さな一歩になります。

⑤ 専門家に「今の状態」を診てもらう

廃用症候群の進行度は、理学療法士(PT)などの専門家が正確に判断できます。「まだ大丈夫」と自己判断するより、早めの相談が回復への近道です。変化に気づいたその日が、一番早い相談のタイミングです。

半日型リハビリデイという選択肢|郡山市安積町から始める一歩

「親にデイサービスはまだ大げさかな」と思うご家族もいらっしゃいます。でも近年、増えているのが半日型のリハビリ専門デイサービスです。

従来の丸一日型と違い、午前か午後だけの約3時間で完結するため、本人の負担も家族の準備も少なめ。リハビリに特化したプログラムで、筋力トレーニング・歩行練習・脳トレを組み合わせて行います。「週に何日か出かける場所がある」というだけで、生活のリズムと意欲が変わってきます。

poem de reha 安積店 — 6月1日オープンまであと5日

私たちが6月1日(月)にオープンする poem de reha 安積店(郡山市安積町)は、まさにこのスタイルで取り組みます。

  • 場所:郡山市安積町笹川字四角担3-1
  • 時間:9:00〜12:05 / 13:25〜16:30(月〜金、祝日も営業)
  • 対象:要支援1・2(郡山市・須賀川市)、要介護1〜5(郡山市)
  • 定員:10名(地域密着型通所介護)
  • モットー:「動くから 変わる」

理学療法士が主体となって、ひとりひとりの状態に合わせたプログラムを組みます。「まず見学だけ」でも大歓迎です。ご見学・お問い合わせは担当の豊嶋(080-2848-2881)までお気軽にどうぞ。

まとめ

廃用症候群は「気づかないうちに進む」ことが最も怖い特徴です。ご家族が小さな変化に気づき、できることから続けること——それが本人の機能を守る最大の力になります。「うちの親、大丈夫かな」と少しでも気になったら、ぜひ早めにご相談ください。一緒に考えましょう。

はなひろからお伝えしたいこと

私たちは「介護はエンターテインメント」という考えのもと、郡山市・矢祭町で通所介護(デイサービス)を中心に展開しています。ご利用の相談はいつでも歓迎です。poem de reha 安積店のお問い合わせは担当・豊嶋(080-2848-2881 / toyoshima@hana-hiro.com)まで。地域と共に育ち、関わるすべての方に感謝を。 — 塙 啓之