介護報酬改定2026|郡山市のデイサービスは何が変わる?

「介護保険が変わるらしい」というニュース、なんとなく見かけたことはありませんか。数字や制度用語が並ぶと、自分に関係あるのか分かりにくいものです。実は令和8年度の介護報酬改定は、デイサービスの利用を考えている方やご家族にとっても無関係ではありません。今日は、この改定が現場で何を意味するのか、私たちなりに分かりやすく翻訳してお伝えします。

介護報酬改定2026、何が変わったのか

介護報酬とは、国が「介護サービス1回あたりいくら払うか」を決めている公定価格のことです。令和8年度は物価高や人材不足への対応として、通常より早いタイミングで見直しが行われました。中心となったのは「処遇改善加算」の対象拡大です。処遇改善加算とは、介護現場で働く職員の給料を底上げするために国が事業所に上乗せして支払うお金のことで、これまでより幅広い職種が対象になりました。あわせて、ICT(パソコンやタブレットなどの情報技術)を活用して生産性向上に取り組む事業所向けの新しい区分もできています。制度は複雑ですが、狙いはシンプルです。介護の担い手を増やし、辞めずに働き続けられる現場を増やすこと。それが今回の改定の軸だと私たちは受け止めています。

主な変更点(2026年6月〜8月施行)

なぜ通所介護にも関係するのか

「うちはデイサービスだから関係ない」と思われるかもしれませんが、そうとも言い切れません。ケアマネジャーの平均年齢が55歳を超え、3人に1人が60歳以上とも言われる中、介護の担い手不足はデイサービスの現場でも切実な課題です。せっかく良い出会いがあっても、職員が定着しなければ、ご利用者との関係も途切れてしまいます。私たちは、機能訓練指導員や介護職員が長く安心して働ける環境をつくることが、結局はご利用者への一番のサービスにつながると考えています。ICTやAI(人工知能)も、私たちにとっては目的ではなく道具です。記録や解析の手間を減らし、その分の時間をご利用者と向き合う時間に回す。制度の後押しがあってもなくても、そこは変わらず大切にしていきたいところです。

考え方の根っこにあるのは、二宮尊徳の報徳思想です。働いた分だけ、相手にも自分にも良い巡りが返っていく、という考え方は、処遇改善という国の仕組みとも重なる部分があると感じています。スタッフの頑張りが正しく報われ、その安心感がご利用者への丁寧な関わりに返っていく。そんな循環を、制度の後押しも借りながら育てていきたいと考えています。

デイサービスを選ぶときに見てほしいこと

制度の話を、実際の現場に置き換えてみます。例えば郡山市賀庄にある私たちの地域密着型通所介護は、定員10名という少人数の1日型です。少人数だからこそ、職員一人ひとりがご利用者の変化に気づきやすく、行事や普段のやり取りにも温かさが生まれやすいと感じています。処遇改善の動きは、こうした「顔の見える関係」を支えるスタッフが、この仕事を選び続けてくれるかどうかにも関わってきます。デイサービスを探すとき、料金や送迎範囲だけでなく、「ここで働く人たちは楽しそうか」という視点も、意外と質を見抜くヒントになるかもしれません。

まとめ

介護報酬改定というと難しく聞こえますが、突き詰めれば「介護を支える人を、どう大切にするか」という話です。デイサービス選びに迷ったとき、制度の後ろにある現場の空気にも、少し目を向けてみませんか。

はなひろからお伝えしたいこと

私たちは「介護はエンターテインメント」という考えのもと、ご利用者に楽しんでいただくことを大切にしています。制度がどう変わっても、一隅を照らす気持ちで、地域と共に育つ事業所でありたいと考えています。ご相談はお気軽にどうぞ。なお採用情報は、弊社ブログの月曜・日曜の記事もご覧ください。

この記事の監修
監修者 塙啓之

塙 啓之はなわ ひろゆき
株式会社はなひろ 代表取締役

介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県須賀川市・郡山市・矢祭町でデイサービスなどの介護事業所を運営しています。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。

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