「もっとデイサービスに通ってほしいのに、これ以上は増やせないと言われた」——郡山市のご家族から、時々こんなお声をいただきます。実は介護保険には、要介護度ごとに使える上限額(区分支給限度基準額)という仕組みがあり、望むだけ回数を増やせるわけではありません。今日は、その仕組みと、増やしたいときの相談先を、私たちの現場での経験も交えてお伝えします。
介護保険の「区分支給限度基準額」とは(デイサービス回数を増やせない理由)
要介護度が上がるほど、1か月に使える介護保険サービスの上限(ポイント数)も増えていきます。デイサービスの利用回数は、この上限の範囲内で、ケアマネジャー(介護支援専門員)が訪問系サービスなどとのバランスを見ながら組み立てています。上限を超えて利用する分は、介護保険が使えず全額自己負担になります。私たちが郡山市台新(開成地区)で運営するリハビリ専門デイ「ポエム開成」でも、賀庄の「ポエム郡山賀庄」でも、ご利用開始時にケアマネジャーとこの上限を確認しながらプランを作っていただいています。数字だけ見ると難しく感じますが、要は「使える枠には天井がある」というシンプルな仕組みです。
郡山市でよくいただくご相談例
- 「週3回から4回に増やしたいけれど、大丈夫?」
- 「ショートステイと組み合わせたら、上限を超えてしまった」
- 「最近、状態が悪くなった気がする。区分変更はできる?」
上限に近づいた時にできる3つの選択肢
一つ目は、要介護度の見直し(区分変更申請)です。体の状態が変化した時は、認定の更新を待たずに市区町村へ区分変更を申請できます。二つ目は、ケアプランそのものの見直しです。訪問系サービスとの組み合わせを調整するだけで、通所の回数を増やせることもあります。三つ目は、自費サービスの併用です。私たちの「re:Life Koriyama」のような自費訪問リハビリを組み合わせるご家族もいらっしゃいます。どの選択肢が合うかは、ご本人の状態やご家族の希望によって変わります。決まった正解を当てはめるのではなく、「枠を取っ払って」一緒に考えることを、私たちは大切にしています。3つの選択肢を整理すると、次のようになります。
どの選択肢が合うかは、まずケアマネジャーに率直に相談してみることから見えてきます。
郡山市の相談窓口 ─ 地域包括支援センターとケアマネジャー
区分支給限度基準額の仕組みや区分変更の手続きは、まずケアマネジャーにご相談いただくのが一番の近道です。あわせて、郡山市内の地域包括支援センターでも、制度の説明や手続きのサポートを受けられます。私たちはケアプランの作成そのものは行っていませんが、ケアマネジャーと密に連携しながら、開成での機能訓練の様子や、賀庄での1日の過ごし方を共有し、プラン作りの材料をお渡ししています。「一隅を照らす」ではありませんが、私たちにできる範囲で、ご家族とケアマネジャーをつなぐ役割を果たせたらと考えています。
まとめ
デイサービスの回数は増やせないものと諦めず、まずは仕組みを知ることから始めてみませんか。ケアマネジャーや地域包括支援センターに、率直に「回数を増やせないか」と聞いてみることが、次の一歩になります。
はなひろからお伝えしたいこと
私たちは「地域と共に育ち、貢献する」ことを経営理念に、郡山市台新のポエム開成、賀庄のポエム郡山賀庄で日々ご利用者と向き合っています。制度のご相談も、まずはお気軽にお問い合わせください。なお、私たちの採用情報は、月曜日・日曜日の記事でもご紹介しています。
文責:はなひろ 塙 啓之
介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県須賀川市・郡山市・矢祭町でデイサービスなどの介護事業所を運営しています。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。
