送迎の時間になると、いつもギリギリで到着してしまう——そんな場面を見たことはありませんか。実は今、デイサービスの送迎のあり方そのものが、国の審議会で議論されています。2027年度の介護報酬改定に向けた動きを、郡山市でデイサービスを探している方にもわかりやすくお伝えします。
送迎はなぜ「見えない負担」なのか
デイサービスの送迎は、ご利用者さんのご自宅と事業所を結ぶ大切な時間です。ただ、その負担は外からは見えにくいものです。ご利用者一人ひとりのご自宅を回るため、道順や乗り降りの順番、天候、渋滞など、毎日条件が変わります。職員は運転だけでなく、乗降の介助や安全確認、その日の体調の見極めも同時に担っています。
私たちも、郡山市台新(開成地区)の「ポエム開成」と郡山市賀庄の「ポエム郡山賀庄」で、毎朝この送迎に向き合っています。利用時間が多様化するほど、送迎の組み方は複雑になっていきます。国の社会保障審議会・介護給付費分科会でも、この送迎の負担をどう評価し、支えていくかが論点の一つに上がっています。
送迎をめぐる主な論点
- 職員の確保とシフトの組みやすさ
- ご利用者の利用時間が多様化する中での対応
- 送迎中の安全確保(乗降・見守り)
- 事業所ごとに異なる送迎範囲
2027年度の介護報酬改定に向けて
2027年度は、介護報酬改定と介護保険制度の見直しが同時に行われる、大きな節目の年です。社会保障審議会・介護給付費分科会では、通所介護における送迎について、その負担を適切に評価する仕組みづくりが議題として取り上げられています。まだ具体的な制度の形は決まっていませんが、送迎が「あって当たり前のもの」ではなく、専門性と労力を要する業務として位置づけられようとしている、と私たちは受け止めています。
私たちが大切にしている考え方の一つに「当たり前を当たり前に」があります。送迎車の中でのご挨拶、時間を守ること、ご家族への一言の報告——こうした積み重ねが、制度の議論以上に、ご利用者さんの安心につながっていると感じています。二宮尊徳の報徳思想にある「一円融合」のように、送迎も含めた小さな役割の一つひとつが、事業所全体を支えていると考えています。
郡山市でデイサービスを選ぶときに、送迎から見えること
デイサービスを探すとき、送迎範囲や時間帯だけでなく、「送迎中に何を大切にしているか」も、事業所選びのヒントになります。例えば、機能訓練を中心とするポエム開成では、送迎の車内でその日の体調を確認し、リハビリの導入時間として活用しています。一方、地域密着型のポエム郡山賀庄では、1日を通じてご利用者と関わる中で、送迎も含めた一日の流れ全体で信頼関係を築いています。
「介護はエンターテインメント」という言葉を、私たちは大切にしています。送迎の数分間も、ご利用者さんにとって単なる移動時間ではなく、今日一日への入り口だと考えると、スタッフの関わり方も変わってきます。枠を取っ払い、運転する職員も、乗降を介助する職員も、それぞれの立場で気づいたことを声に出せる。そんな環境づくりを、私たちは続けています。
まとめ
送迎という、普段あまり注目されない部分にも、介護の質は表れます。制度の議論はこれからも続きますが、私たちは目の前のご利用者さんの安全と安心を、日々の送迎から積み重ねていきたいと思っています。デイサービス選びの際は、ぜひ送迎中の様子にも目を向けてみてください。
はなひろからお伝えしたいこと
私たちは「地域と共に育ち、貢献する」ことを経営理念に掲げ、郡山市・矢祭町で通所介護(デイサービス)を中心に事業を展開しています。送迎から日々のケアまで、一つひとつを大切にしています。ご相談はお気軽にお問い合わせください。
なお、採用情報は弊社ブログの月曜・日曜の記事をご覧ください。
介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県須賀川市・郡山市・矢祭町でデイサービスなどの介護事業所を運営しています。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。
