「介護保険が変わるらしい」——そんなニュースを見かけて、うちの親が通っているデイサービスは大丈夫かしら、と気になった方はいらっしゃいませんか。2026年は介護報酬の改定があり、2027年度に向けては次の制度改正の議論も進んでいます。むずかしい言葉が多い分野ですが、今日は郡山市で通所介護に携わる私たちの目線で、できるだけかみくだいてお伝えします。
2026年度介護報酬改定、何が変わったのか
まず押さえておきたいのが、2026年度の「介護報酬改定」です。介護報酬とは、介護サービスを提供した事業所が国から受け取る対価のことで、事業所の経営や職員の給料のもとになる大切な仕組みです。今回は全体でプラス2.03%の引き上げとなり、2026年6月から処遇改善加算(職員の賃上げのための加算)の見直しが施行されました。これまで対象外だったサービスにも処遇改善加算が新設されるなど、現場で働く職員の待遇を底上げする内容が中心です。基本報酬を一律に引き上げるというより、賃上げを軸にした改定だと私たちは受け止めています。
今回の改定のポイント
- 改定率:全体でプラス2.03%
- 施行時期:処遇改善は2026年6月、食費の基準費用額の見直しは2026年8月
- 中心テーマ:介護職員等処遇改善加算(職員の賃金アップのための加算)の対象拡大
2027年度からの新しい制度、何が議論されているか
もう一つ知っておきたいのが、2027年度から始まる「第10期介護保険事業計画」に向けた議論です。国の審議会では2040年ごろまでを見据えた制度の枠組みが話し合われており、2025年中に方向性がまとめられ、2026年の通常国会に法改正案が提出される見通しです。今のところ、施設の室料負担や補足給付の見直しなど、対象は主に入所系のサービスが中心ですが、通所介護(デイサービス)を利用するご家族にとっても、今後の自己負担や制度の使い方に関わってくる可能性がある話です。「知らなかった」で困ることがないよう、私たちも情報をこまめに追いかけ、必要な場面でお伝えしていきたいと思っています。
制度が変わっても、私たちが大切にしたいこと
正直なところ、制度の話だけを聞くと、数字や専門用語ばかりで疲れてしまいますよね。それでも私たちが変わらず大事にしているのは、目の前のご利用者お一人おひとりが「今日も来てよかった」と感じてくださることです。処遇改善で職員の待遇が上がれば、長く働けるスタッフが増え、顔なじみの関係が続きやすくなります。またAIによる解析やICTツールは、記録や事務作業の時間を減らすための道具であって、それ自体が目的ではありません。空いた時間を、ご利用者と向き合う時間に変える。私たちはそこに、介護をエンターテインメントとして楽しんでもらうヒントがあると考えています。制度は変わっても、一人ひとりに向き合う姿勢は変えないつもりです。
まとめ
制度や報酬の仕組みは複雑ですが、根っこにあるのは「介護を必要とする人が安心して暮らせるように」という目的です。もし今の制度やご家族の介護について気になることがあれば、私たちのような身近な事業所に気軽に聞いてみてください。一緒に考えることから、次の一歩が見えてくるはずです。
はなひろからお伝えしたいこと
私たちは「地域と共に育ち、貢献する」を経営理念に掲げ、郡山市・矢祭町で通所介護を中心に事業を展開しています。制度の変化にもきちんと向き合いながら、一隅を照らす気持ちで、日々の現場を大切にしていきます。ご相談はお気軽にどうぞ。
なお、採用情報は弊社ブログの月曜・日曜の記事をご覧ください。
