「デイサービスに空きがない」「担当のスタッフさんがころころ変わって不安」——最近、そんな声を耳にすることが増えました。実はこれ、郡山市だけの話ではありません。日本全体で、介護を支える人そのものが足りなくなっているのです。では、家族として事業所を選ぶとき、何を基準にすればよいのでしょうか。私たちが日々の現場で感じていることも交えてお伝えします。
全国で広がる「介護人材不足」、数字で見る実態
厚生労働省の推計によると、2026年度に必要となる介護人材は全国でおよそ240万人。2040年度には約57万人が不足すると見込まれています。実際、介護事業所の8割以上が「人手が不足している」と感じているという調査結果も出ています。
この数字は、遠い未来の話ではありません。郡山市内でも、デイサービスや在宅を支えるサービスの現場で「募集をかけても応募が来ない」という声を耳にすることがあります。人材不足は、サービスの質や利用できる回数にも直結する、ご家族にとって身近な問題です。
郡山市の家族が知っておきたいポイント
- 事業所によって、スタッフの定着率には差があります
- 人手が足りない状態が続くと、入浴介助や送迎の時間に余裕がなくなりやすくなります
- 職員の入れ替わりが少ない事業所ほど、利用者一人ひとりの小さな変化に気づきやすくなります
なぜ「人が辞めない事業所」があるのか
私たちはリハビリ専門デイサービス「ポエム開成」(郡山市台新)と、地域密着型通所介護「ポエム郡山賀庄」を運営しています。どちらも決して大きな規模ではありませんが、スタッフが長く働き続けられる環境づくりを大切にしてきました。
理由のひとつは、「枠を取っ払え」という考え方です。資格や役職の枠にとらわれず、一人ひとりが得意なことを活かせる環境をつくる。機能訓練指導員が利用者との会話の工夫を考えたり、介護職員がレクリエーションの企画に関わったり。「ここでしかできないことがある」と感じられる職場は、人が長く働きたくなるものだと感じています。
もうひとつは、AIやICT(情報通信技術)を「現場を楽にする道具」として位置づけていることです。記録や分析にかかる時間を減らし、その分をご利用者と向き合う時間に充てる。目的はあくまで人。技術はそのための手段だと考えています。
事業所を選ぶときに家族ができること
では、ご家族が事業所を選ぶとき、何を見ればよいのでしょうか。見学の際は「スタッフの表情」や「利用者への声のかけ方」はもちろんですが、あわせて次の点も確認してみてください。
郡山市には、機能訓練を軸にしたリハビリ専門デイもあれば、1日型でゆったり過ごせる地域密着型のデイサービスもあります。私たちは矢祭町でも指定管理としてデイサービスセンター舘山荘の運営に携わっており、地域ごとに求められる介護の形はさまざまだと実感しています。「うちの親にはどちらが合うか」を一緒に考えてくれる事業所を選ぶことが、遠回りのようで一番の近道だと私たちは考えています。
まとめ
介護人材不足は、日本全体が向き合う大きな課題です。ですが、その中でも「人が育ち、長く働き続けられる」事業所は確かに存在します。見学や相談の際は、遠慮なく現場の雰囲気やスタッフの様子を尋ねてみてください。私たちも、いつでもお話をお伺いします。
はなひろからお伝えしたいこと
私たちは「地域と共に育ち、貢献する」ことを経営理念に掲げ、介護はエンターテインメントだという想いで日々の現場に向き合っています。郡山市・矢祭町で通所介護(デイサービス)を中心に、自費訪問リハビリ「re:Life Koriyama」、介護福祉情報ポータル「福ひろば」も運営しています。ご相談はお気軽にどうぞ。
なお、採用情報は弊社ブログの月曜・日曜の記事をご覧ください。
介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県須賀川市・郡山市・矢祭町でデイサービスなどの介護事業所を運営しています。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。
