介護職の処遇改善加算、郡山市の施設選びの新視点

デイサービスを選ぶとき、清潔さやスタッフの人当たりのよさは目に入りやすいものです。でも、そのスタッフが「長く働き続けられる職場かどうか」まで、意識したことはありますか。2026年9月、介護業界では「処遇改善加算」という制度の算定状況が話題になっています。今回は、この制度が私たちの暮らしとどうつながるのか、郡山市でデイサービスを選ぶ視点とあわせてお伝えします。

処遇改善加算とは?最上位算定はまだ4割弱という現実

処遇改善加算とは、介護職員の給与を底上げするために設けられた介護報酬の仕組みです(介護保険から事業所に支払われる報酬に上乗せされ、スタッフの給与改善にあてられます)。介護専門紙「ケアニュース」(シルバー産業新聞)などの報道によると、2026年9月時点で、最も加算率の高い区分を取得している事業所はまだ4割弱にとどまり、サービスごとに大きな差があるとされています。

加算区分が高い事業所ほど、スタッフの給与水準や職場環境への投資が進みやすく、結果として定着率にもつながる傾向があります。逆に算定が進んでいない事業所では、人手不足からケアの質に影響が出る場合もあります。私たちはこの制度を「書類上の対応」で終わらせず、スタッフが安心して働き続けられる環境づくりに実際につなげることを大切にしています。

施設選びで確認したい3つのポイント

郡山市で見る現場 ─ 台新の開成、賀庄、それぞれの取り組み

郡山市台新(開成地区)にあるリハビリ専門デイサービス「ポエム開成」は、定員18名で機能訓練の専門性を軸に運営しています。郡山市賀庄の「デイサービスセンターポエム郡山賀庄」は、定員10名の地域密着型通所介護として、1日型ならではの温かい時間を大切にしています。事業の形は違っても、共通しているのは「スタッフが長く、楽しく働ける場所であること」が、ご利用者へのケアの質を支えるという考え方です。私たちは「介護はエンターテインメント」という言葉を大切にしていて、ご利用者に楽しんでいただくためには、まずスタッフ自身が仕事を楽しんでいる必要があると考えています。

業界全体で進む「脱・介護一本足」という動き

2026年の介護業界では、一つのサービスだけに頼らず、医療との連携を強めたり、関連する分野へ広げたりする「脱・介護一本足」という流れが注目されています。あわせて、人材確保の新しい工夫や、ICT・生成AI(人が書いた文章のように受け答えできる人工知能技術)を使った業務の効率化も、各事業所で模索が進んでいます。

私たちにとって、ICTやAIは目的ではなく、現場を楽にするための道具です。記録業務などにかかる時間を減らせれば、その分、ご利用者との会話や機能訓練に時間を使えます。二宮尊徳の「一円融合」という考え方のように、介護・医療・地域がそれぞれの持ち味を活かしながら支え合う仕組みが、これからますます大切になっていくはずです。

まとめ

処遇改善加算の算定状況は、事業所選びの隠れた指標のひとつです。見学の際は、施設の設備だけでなく、スタッフの表情や働き方にもぜひ目を向けてみてください。気になることがあれば、遠慮なくお尋ねいただければと思います。

なお、私たちの採用情報は、ブログの月曜日・日曜日の記事でもご紹介しています。あわせてご覧いただけると嬉しいです。

はなひろからお伝えしたいこと

私たちは「地域と共に育ち、貢献する」という理念のもと、情熱を持って介護の仕事に向き合っています。郡山市台新のポエム開成、郡山市賀庄のポエム郡山賀庄、それぞれの現場について、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

発行者:塙 啓之

この記事の監修
監修者 塙啓之

塙 啓之はなわ ひろゆき
株式会社はなひろ 代表取締役

介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県須賀川市・郡山市・矢祭町でデイサービスなどの介護事業所を運営しています。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。

会社概要を見る →