「デイサービスに通っている要支援の家族、この先も同じように使えるのかな」――そんな声を耳にすることが増えました。国が「全国一律」から「地域で最適な仕組みへ」と舵を切ろうとしているからです。専門用語の多い制度の話を、私たちの立場からできるだけわかりやすく整理してみます。
介護保険制度改正2027、「全国一律」から「総合事業」への転換とは
2026年度の介護報酬改定に続き、2027年度からは介護保険制度そのものの形が変わろうとしています。国の審議会では、要支援1・2の方向けの訪問介護・通所介護(デイサービス)を、全国一律の保険給付から、市町村が主体となる「総合事業」へ移していく方向性が示されています。
総合事業とは、簡単に言うと「国が全国どこでも同じ基準で決める仕組み」から、「それぞれの市町村が地域の実情に合わせてサービスの内容や基準を決める仕組み」への切り替えです。私たちのように郡山市・矢祭町で通所介護を運営する事業所にとっても、他人事ではないニュースです。
要支援1・2の方への影響、押さえておきたい3点
なぜ「地域最適」なのか、郡山市・矢祭町という現場から見えること
なぜ国は全国一律をやめようとしているのでしょうか。背景には、都市部と地方とで高齢化の進み方も、使える社会資源も、担い手の数もまったく違うという事実があります。郡山市のように比較的資源が多い地域もあれば、矢祭町のように地域全体で支え合う工夫がより強く求められる地域もあります。
私たちは矢祭町デイサービスセンター舘山荘の指定管理を任せていただく中で、地域ごとに「ちょうどいい介護」の形は違うのだと実感してきました。二宮尊徳の教えに「一円融合」という言葉があります。立場の違うもの同士が対立せず、互いを活かし合って一つの円になるという考え方です。国の制度と地域の実情、事業所とご利用者、それぞれが対立するのではなく、一緒に良い形を探っていく。今回の改正の方向性には、その考え方と重なる部分があると私たちは感じています。
ご家族・ご本人が今できること、情報を待つより、まず相談を
制度は今後、国会審議や自治体の準備を経て段階的に固まっていきます。詳細がわかり次第、私たちもこのブログやスタッフを通じてお伝えするつもりです。
ただ、制度がどう変わるかを待っているだけでは、目の前の「今どうすればいいか」という悩みは解決しません。要支援の認定を受けている方も、要介護に近い方も、まずは今使えるサービスを知ることが第一歩です。
郡山市・矢祭町にお住まいで、通所介護(デイサービス)やリハビリ専門デイのご利用を考えている方は、地域包括支援センターやケアマネジャーにまず相談してみてください。私たちが運営するデイサービスセンターポエム郡山賀庄、リハビリ専門デイサービス ポエム開成、poem de reha 安積店、矢祭町デイサービスセンター舘山荘でも、見学やご相談はいつでもお受けしています。ICT・AIは、こうした相談や記録の負担を減らすための道具として現場で少しずつ活用が進んでいますが、最後にご本人・ご家族の話を聞き、判断するのは人です。介護は「作業」ではなく、私たちにとってはご利用者に楽しんでいただく「エンターテインメント」でもあります。制度が変わっても、その原点は変わりません。
まとめ
制度の話は難しく感じるものですが、変わるのは「仕組み」であって、「あなたやご家族を支えたいという気持ち」ではありません。まずは今の悩みを、身近な窓口に話してみませんか。私たちも、いつでもお話をうかがいます。
はなひろからお伝えしたいこと
私たちは「地域と共に育ち、貢献する」ことを経営理念に掲げています。制度がどう変わっても、目の前の一人を大切にする姿勢は変えません。ご相談は各事業所まで、お気軽にお電話ください。
なお、採用に関する情報は弊社ブログの月曜・日曜の記事でお伝えしています。よろしければあわせてご覧ください。
