ケアマネジャーへの相談メモ、郡山市の家族が書く5項目

「ケアマネジャーに相談したいのに、何から話せばいいかわからない」。そんな声を、ご家族からよく伺います。

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護保険のサービスを組み合わせた計画「ケアプラン」を作る専門職です。ただ、面談の時間は限られています。話したいことの半分も伝えられず、帰り道でモヤモヤした経験はありませんか。

私たちは郡山市台新(開成地区)と郡山市賀庄でデイサービスを運営しています。毎日ご家族と接する中で感じるのは、「困りごとが整理されているほど、サービスが合いやすい」ということです。今回は、相談前に書いておきたい5つのメモをご紹介します。

ケアマネジャーへの相談は「困りごと」から始めます

相談というと、「デイサービスを週何回使いたい」といった希望から話し始めたくなります。でも、先に伝えたいのは「何に困っているか」です。

例えば「週3回通わせたい」と伝えるより、「夕方になると家族の手が足りず、入浴のたびに腰が痛い」と伝えるほうが、ケアマネジャーは必要な支援を考えやすくなります。希望は手段で、困りごとが目的だからです。

うちでも、ご家族のお話を伺うときは、サービスの名前ではなく、毎日の暮らしの場面から聞くようにしています。

相談前に書いておきたい5項目

全部を完璧に書く必要はありません。スマートフォンのメモ機能に、箇条書きで十分です。

ご本人の「好き」を書き添えると、プランが変わります

5項目の中で、いちばん後回しにされがちなのが⑤です。でも、私たちが大切にしている考えは「介護はエンターテインメント」。ご利用者に楽しんでもらうことが、すべての原点だと思っています。

「昔は畑仕事が好きだった」「歌が好き」「孫の話になると表情が変わる」。こうした一言があるだけで、通う場所の選び方も、そこでの過ごし方も変わってきます。

機能訓練(体を動かして、できることを保つ練習)に力を入れたいのか、ゆったり1日を過ごしたいのか。ご本人の「好き」は、その答えのヒントになります。

伝えにくいことほど、メモにして渡しましょう

「家族としては限界に近い」「本人が嫌がるのがつらい」。面と向かっては言いにくい本音もあるのではないでしょうか。

そんなときは、メモを見せながら話す、あるいはそのまま渡すという方法があります。ご家族の負担を伝えることは、わがままではありません。ケアプランは、ご本人と家族の暮らし全体を支えるためのものです。

デイサービスとの情報共有も、ケアマネジャーを通して

通所介護(デイサービス)の事業所は、ご利用中の様子をケアマネジャーに報告する役割があります。「施設では元気に歩いていたのに、家では疲れている」といった違いも、ご家族がメモに残しておくと、現場の観察と合わせて見ていただけます。

相談先がわからないときは

まだケアマネジャーが決まっていない場合は、お住まいの地域の地域包括支援センター(高齢者の暮らしを支える公的な相談窓口)が最初の相談先になります。郡山市内にお住まいの方も、矢祭町など近隣の方も、まずはお住まいの市町村の窓口で確認できます。

まとめ

相談メモの5項目は、①1日の流れ、②できること・難しいこと、③最近の変化、④ご家族の状況、⑤本人の「好き」と「やりたい」でした。今日、スマートフォンに1行だけでも書いてみませんか。次の面談で、話せることがきっと増えます。

はなひろからお伝えしたいこと

私たちの経営理念は「地域と共に育ち、貢献する。情熱を持ってこの仕事を愛し、関わる人全てに感謝と感動を」です。リハビリ専門デイ「ポエム開成」(郡山市台新)、「ポエム郡山賀庄」(郡山市賀庄)では、見学のご相談も受け付けています。お気軽にお問い合わせください。

採用情報は、弊社ブログの月曜・日曜の記事をご覧ください。

発行:株式会社はなひろ 塙 啓之

この記事の監修
監修者 塙啓之

塙 啓之はなわ ひろゆき
株式会社はなひろ 代表取締役

介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県須賀川市・郡山市・矢祭町でデイサービスなどの介護事業所を運営しています。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。

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