「親の介護サービスの自己負担が、2割になるかもしれない」。そんなニュースを目にして、不安になった方はいませんか。
2026年9月18日、国の審議会(社会保障審議会・介護保険部会)で、介護保険の自己負担が2割になる人を広げるかどうかの議論が始まりました。まだ何も決まっていません。私たちは郡山市・矢祭町でデイサービスを運営する立場から、このニュースを一般の言葉に直してお伝えします。
介護保険の2割負担、何が議論されているの?
介護保険のサービスを使うときの自己負担は、多くの方が1割です。一定以上の所得がある方は、すでに2割や3割を払っています。
報道によると、今回の部会では、2割になる線を今の「年金収入などの合計280万円以上」から、230万〜260万円の範囲まで下げる案が示されました。いちばん広い230万円の案(夫婦世帯は296万円)では、新たに約35万人が2割になる試算だそうです。
一方で、委員からは慎重な意見も相次いだと伝えられています。結論は2026年度中に出る予定と報じられています。
今わかっていること・まだ決まっていないこと
「月いくら増えるのか」をイメージしてみる
デイサービスの利用料は、介護度や利用回数、サービス内容で変わります。たとえば、自己負担が1割から2割になれば、同じサービスを使っても自己負担は単純に2倍になります。
たとえば、今の自己負担が月5,000円なら、2割で10,000円です。これはあくまで計算の例です。実際の金額は、ご利用の内容でまったく違います。
大切なのは、ご自身や親御さんが「どの線に当たるのか」を知っておくことです。自己負担の割合は、毎年届く介護保険負担割合証に書いてあります。まずはこの1枚を手元で確認してみませんか。
迷ったときの相談先
負担が変わるかもしれないと感じたら、お住まいの地域の地域包括支援センター(高齢者の暮らしの総合相談窓口)や、担当のケアマネジャーに聞くのが近道です。郡山市でも矢祭町でも、窓口があります。
負担が増えるなら、通う「かたち」はどう選ぶ?
利用料が気になると、「回数を減らそうか」と考える方は多いと思います。ただ、通う回数が減ると、体を動かす機会や人と話す時間も減ってしまいます。
私たちは「介護はエンターテインメント」と考えています。ご利用者に楽しんでもらうことが、すべての原点です。通うのが楽しみになれば、自然と体も動きます。
事業所ごとに、特色も違います。
- ポエム開成(郡山市台新・開成地区):リハビリ専門デイサービスです。定員18名で、機能訓練に力を入れています。
- ポエム郡山賀庄(郡山市賀庄):地域密着型通所介護です。定員10名で、1日を通してゆったり過ごしていただけます。
「回数」だけでなく「何のために通うか」から考えると、選び方が変わるかもしれません。見学や相談は、いつでもお受けしています。
制度のニュースとのつきあい方
制度の議論は、数字が先に走りやすいものです。ニュースを見るたびに心配しすぎると、疲れてしまいます。
二宮尊徳の報徳思想に、「今できることを積み重ねる」という考え方があります。私たちも、制度が変わっても変わらないことを大切にしたいと考えています。それは、ご利用者とご家族の「困った」に、まず耳を傾けることです。
まとめ
2割負担の拡大は、議論が始まったばかりです。決まったわけではありません。まずは負担割合証の確認から始めてみませんか。
デイサービスの利用料や通い方で迷ったら、お気軽にご相談ください。郡山市台新(開成地区)のポエム開成、郡山市賀庄のポエム郡山賀庄でお待ちしています。
はなひろからお伝えしたいこと
私たちは「地域と共に育ち、貢献する」ことを大切にしています。制度のことでも、通い方のことでも、わからないことがあれば遠慮なくお声がけください。一隅を照らす存在でありたいと思っています。
採用情報は弊社ブログの月曜・日曜の記事をご覧ください。
参考:
発行者:塙 啓之(株式会社はなひろ)
介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県須賀川市・郡山市・矢祭町でデイサービスなどの介護事業所を運営しています。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。
