もう限界かもしれない——そう感じたとき、何から手をつければいいか分からず、ひとりで抱え込んでしまう方は少なくありません。介護は突然始まることが多く、誰に相談すればいいのか、どんな制度が使えるのか、調べる余裕もないまま日々が過ぎていきます。郡山市や矢祭町にお住まいのご家族が「知らなかった」で悩みを長引かせないように。今日は身近にある相談窓口と、地域の介護資源についてお伝えします。
まず知ってほしい「地域包括支援センター」という場所
介護のことで迷ったとき、最初の相談先としておすすめしたいのが地域包括支援センターです。市区町村が設置している公的な窓口で、保健師や社会福祉士、主任ケアマネジャー(介護計画の専門職)といった専門職が、無料で相談に応じてくれます。郡山市内には地域ごとにセンターが設けられており、矢祭町にもお住まいの地域を担当する窓口があります。「まだ介護保険を申請していないけれど、そろそろ心配」という段階でも大丈夫です。私たちも、ご家族から「どこに聞けばいいか分からなくて」というお声をいただくことがありますが、そんなときはまず地域包括支援センターをご案内しています。一隅を照らす、という言葉があるように、身近な場所にある小さな灯りを知っているだけで、心の余裕は大きく変わります。
地域包括支援センターで相談できること
- 介護保険の申請方法や要介護認定の流れ
- 在宅サービス・通所サービスの選び方
- もの忘れや認知症についての不安
- 家族の介護負担をどう分担するか
- 詐欺や虐待など、心配ごとの相談
郡山市のデイサービスという選択肢——台新と賀庄、それぞれの色
「デイサービス」とひとことで言っても、事業所によって色はさまざまです。私たちは郡山市台新(開成地区)でリハビリ専門デイサービス「ポエム開成」を、郡山市賀庄で地域密着型通所介護「デイサービスセンターポエム郡山賀庄」を運営しています。ポエム開成は定員18名、機能訓練の専門性を軸に、柔道整復師や機能訓練指導員が個別のプログラムを組み立てる場です。一方のポエム郡山賀庄は定員10名、1日を通じてご利用者と過ごす中で生まれる季節の行事や会話を大切にしています。どちらが良い悪いではなく、ご本人が「歩く力を取り戻したい」のか「安心して一日を過ごしたい」のか、その時々の思いに合わせて選べることが大切だと私たちは考えています。「介護はエンターテインメント」——楽しんでいただくことが原点だという思いは、どちらの事業所でも変わりません。
矢祭町にお住まいの方へ——舘山荘という地域の場
矢祭町は郡山市に比べて介護サービスの選択肢が限られると感じる方も多いかもしれません。私たちは矢祭町大字東舘にある矢祭町デイサービスセンター舘山荘の指定管理を令和6年4月から担い、地域密着型通所介護と介護予防事業を定員18名で行っています。二宮尊徳が説いた報徳思想には、地域の人と人とが支え合いながら育っていく「一円融合」という考え方がありますが、矢祭町のような地域だからこそ、この場所が果たす役割は大きいと感じています。当たり前のことを当たり前に——挨拶を交わし、感謝を伝え、約束の時間を守る。そうした積み重ねが、地域の中で安心して頼れる場所をつくっていくのだと思っています。
まとめ
介護の悩みは、ひとりで抱え込むほど視野が狭くなりがちです。郡山市にお住まいの方は地域包括支援センターやポエム開成・ポエム郡山賀庄へ、矢祭町にお住まいの方は舘山荘へ。まずは「聞いてみる」ことから始めてみませんか。小さな一歩が、ご本人とご家族、どちらの毎日も楽にしてくれるはずです。
はなひろからお伝えしたいこと
私たちは「地域と共に育ち、貢献する」という理念のもと、郡山市と矢祭町で通所介護を中心に事業を続けています。ICTやAIも活用していますが、それは現場を楽にするための道具であり、大切にしているのはご本人とご家族に向き合う姿勢です。ご不安なことがあれば、いつでもお近くの事業所へお声がけください。
※採用情報は弊社ブログの月曜・日曜の記事をご覧ください。
介護業界で25年以上、現場・介護施設の管理者・ケアマネジャー(介護支援専門員)を経験。2013年に株式会社はなひろを設立し、福島県須賀川市・郡山市・矢祭町でデイサービスなどの介護事業所を運営しています。一般社団法人 全国介護事業者連盟 福島県支部 副支部長。
