「デイサービスの現場って、施設によってそんなに違うものなの?」そう聞かれることがあります。私たちはなひろは郡山市内の事業所に加えて、令和6年4月から矢祭町デイサービスセンター舘山荘の指定管理も担っています。同じ通所介護でも、地域が変われば現場の景色は驚くほど変わります。今日はその舘山荘から、スタッフが日々感じている「地域と共にある」現場のリアルをお伝えします。
矢祭町という地域だからこそ生まれる、舘山荘の現場
矢祭町大字東舘にある舘山荘は、定員18名の地域密着型通所介護と、介護予防事業をあわせて行う事業所です。郡山市の事業所と比べると、矢祭町は人口規模も地域のつながりの濃さも大きく異なります。ご利用者同士が顔見知りであることも珍しくなく、送迎の車中で自然と会話が弾む場面もよく見られます。スタッフからは「地域そのものが、ひとつの大きな家族のように感じる」という声が上がります。指定管理という形で地域に入らせていただいているからこそ、私たちは経営理念に掲げる「地域と共に育ち、貢献する」という言葉を、より具体的な手触りとして実感できる現場だと捉えています。
舘山荘の現場でスタッフが大切にしていること
- 挨拶と感謝を欠かさないこと
- ご利用者の「できること」に目を向けること
- 介護予防事業を通じて、まだ介護保険を使っていない地域の方ともつながること
- 表情や声のトーンなど、小さな変化に気づくこと
こうした一つひとつは特別なことではありません。ただ、当たり前を当たり前に積み重ねられるかどうかが、地域から信頼していただける現場をつくる分かれ道だと私たちは考えています。
AIやICTは、現場の「気づき」を支える道具
私たちは、ICTやAI(人工知能)の活用そのものを目的にはしていません。あくまで、現場のスタッフが安心してご利用者と向き合うための道具だと位置づけています。記録にかかる負担を減らし、体調変化のサインに早く気づく手助けとして活用することで、スタッフは「観察し、関わる」という本来の仕事により多くの時間を使えるようになります。舘山荘でも、経験年数に関わらず必要な情報がすぐに共有できる仕組みづくりを進めています。道具は道具として使いこなし、最後に判断するのは人である。この考え方は、はなひろのどの事業所でも変わらない軸です。
「枠を取っ払え」― 一人ひとりの可能性を活かす現場
はなひろには「枠を取っ払え」という言葉があります。資格や経験年数、事業所の違いにとらわれず、スタッフ一人ひとりが自分の力を発揮できる環境をつくろうという考え方です。舘山荘のスタッフも、郡山市の事業所のスタッフも、同じ理念のもとで日々の工夫を重ねています。「介護はエンターテインメント」という言葉も、私たちが大切にしている軸のひとつです。ご利用者に楽しんでいただくことが、そもそもの出発点だからです。真面目に、けれど堅苦しくなく。最澄の「一隅を照らす」という考え方、二宮尊徳の報徳思想にある一円融合の精神、そして武士道に通じる義や礼といった価値観も、私たちが日々の当たり前を大切にする土台になっています。
まとめ
地域が変われば、デイサービスの表情も変わります。それを日々実感できるのが、舘山荘というもうひとつの現場です。「地域に根ざした介護の仕事に関わってみたい」——そう感じていただけたなら、まずは私たちの他の記事もあわせてご覧いただけると嬉しいです。
はなひろからお伝えしたいこと
私たちは、郡山市と矢祭町、それぞれの地域に寄り添った通所介護をお届けしています。挨拶、感謝、時間を守ること、素直さ、向上心。当たり前を当たり前に積み重ねることが、地域と共に育つための一番の近道だと私たちは考えています。
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